パーフェクトストーム|映画はつまらない?面白い?理由は?口コミ評判考察

1997年にセバスチャン・ユンガーが実話を元に執筆したノンフィクション小説「パーフェクトストーム 史上最悪の暴風に消えた漁船の運命」を映画化した、アメリカ映画の「パーフェクトストーム」。

「パーフェクト・ストーム」=複数の厄災が同時に起こって破滅的な事態に至る

という意味になります。

原作の「パーフェクトストーム」は、大嵐で行方不明になったアンドレア・ゲイル号を巡る人々を描いた書籍。
乗っていた20歳代から30歳代の漁師らがどのように育って漁師となりどのように生活を行ってきたかが描かれ、アメリカ・カナダの沿岸警備隊による捜索活動が描かれている作品です。

 

 

そんな実話を元にしている作品ですが、ペーターゼン監督は原作者に対して「あなたの書いた通りの内容にする」と約束してしまったらしく、手を付けくわえることなくそのまま映画化してしまったことにより、結末がつまらなくなっているようなのです…

 

つまらないと言われれば言われるほど、何故だか気になってしまうのが私なのですが…(笑)本当につまらないラストとなっているのか?

それとも観る人によって変わるものなのか?みていきましょう。

 

パーフェクトストーム(映画)はつまらない?理由は?

 

まずはこの作品が何故つまらないのか、簡単なあらすじを加え、理由を探っていきたい思います。

 

結論から言いますと、必死に嵐と戦った末…誰一人助かることなく、映画の最後で「ビリー達は全滅しました」というオチになります。

 

出航し魚を収穫し始めた中でハリケーンが迫ってきてしまうのですが、大漁を願い引き返すことなく別の目的地点に向かってしまうのです。
途端にハリケーンは拡大し遭難してしまった船を救うべくヘリコプターが飛行するのですが、強風に煽られ墜落してしまいました。
 
ここでようやく、港へ帰る決断を下し嵐の外へ向かって進路をとります。
一瞬、朝日が垣間見え波も風も鎮まり、どうにか嵐を抜けられそうだと安心した瞬間に辺りは暗転へと元通りに…強風と大波が戻り、ここに来て目の前にビルの高さほどもある大波と対峙してしまいます。
 
乗り越えようと立ち向かうも、敢無く敢無く波に飲み込まれ転覆してしまい、船が浸水し始めて船員達が船室に閉じ込められてしまうのでした。
 
嵐が去った後も捜索は続けられましたが、
船や生存者さえも誰一人発見できずに捜索は打ち切られるのでした。
 
 
折角挑んだ人の心の強さや勇気には感動したのですが、自然はそんなのお構いなしに命をのみこんでしまいました。誰一人生き延びることができなかった最後の結末にはショックな気持ちが隠せませんでした。
 
文章にすれば様々な想像を掻き立てられ吸い込まれていく作品でしょうが、映像でみていると、結末に至るまでの冒頭の漁のシーンが長すぎるのと、海の上なのでシーンの背景があまり変化がない箇所に退屈になってしまいやすかったですね。
 
途中のシーンを飛ばして最後を見てしまいたくなるほどでした…(笑)
 
 
では、実際に観劇した方々の反応とはいったいどのようなものだったのでしょう…?

パーフェクトストーム(映画)はつまらない?口コミ評判は?

 

作品に対する感想というものは必ずしも一つとは限りません。

他の感想もどのようなものがあるのか調べてみました。

 

出演者の方々に華がありすぎて船員の雰囲気が完全に再現できなかったという感想は意外と多くありましたね。
確かに、毎日毎日海の上で戦っている人とは思えないほどオーラがありすぎたかもしれません…

他には、自分の思うがままの自己中心的な船長に感情移入できずに見たため、映画の世界を楽しめなかったなどの感想がありました。

 

私も危険が目の前にきているのに、仲間よりも自分の収入や名誉などを気にしてしまう残念な船長には少し腹が立ってしまうほど自分勝手でしたね…

仕事に熱心なのは非常に素晴らしいことだと思います。
ですが、命なくては何の意味もありません。

危険と隣り合わせの中、変な意地はなくして安全を問うべきなのになと率直に思った感想でした。

 

 

そういう点が結末以上につまらなさを引きだたせてしまったのかもしれません。

パーフェクトストーム(映画)はつまらない?理由は?口コミ評判考察のまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

パーフェクトストームという作品が本当につまらないのか、感激した方々の評判の声などを見ていきました。

結果的にエンディング以上に登場する人物の考え方が理解しがたいがゆえに共感できない=映画の世界に入り込めないという連鎖につながり、”つまらない作品”となってしまったように私は感じました。

 

誰かが手掛けて作られた物語はいくらでもドラマ的に刺激のある内容や終わり方を描けるが、事実をもとにしているからこその結末ではないのかと私は思いました。

ノンフィクション映画をよく見る私ですが、ノンフィクション映画で高評価な声をきくことはあまりないのが事実かもしれません。
映画に求められるのは、作られた話でもいいからハッピーエンドだったり、現実ではありえないような展開で非日常を味わうことなのかもしれませんね。

 

この作品を観て思ったことが一つ。

自分が直感的に「この選択は間違っているな~」「たぶんダメだろうな~」と感じたのならば、自分を疑わずに信じることが大事なんだと思いました。

あんな嵐ならきっと命を落とす可能性を考えていた人はいたはず。

ですが、他の人がいけると自分と違う声が上がってしまうとやはりぶれてしまうもの。というより、何故か大丈夫だと余計な自信がついてしまうものなのでしょう…

今回のような自然の力に逆らおうとする行為だけは、どんなに愛する人が大丈夫といっても、絶対にそこは止めるべきなんだと示されたような気がしています。

以上、パーフェクトストーム(映画)はつまらない?理由は?口コミ評判考察についてご紹介しました!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

コメント

  1. […] […]

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